IF FFT ~もしも獅子戦争がなかったら~

-番外編1 ティータ・ハイラル-

 

「ああ、忙しい!」


 五十年戦争後、畏国は少しずつではあるが落ち着きを取り戻していた。
 しかし執務室で書類と格闘するこの男、ザルバッグは多忙を極め、落ち着く暇などみじんもなかった。
 執務室でそう叫んではみても、そこに誰もいないのでねぎらいの言葉ひとつも貰えないのが事実である。


 戦争そのものは終わったが、飢えに苦しむ民衆、それに伴って起きる強盗や殺人など、まだまだ課題は多い。
 北天騎士団の若き団長であるザルバッグは、それらの解決のため、自らガリオンヌ領を飛び回っているのである。
 本来であれば直々に行く必要はないのかもしれないが、そこにはザルバッグの兄ダイスダーグの頼みがあった。
 ダイスダーグはザルバッグに、ただ目の前の問題を武力で解決するだけでは根本的な解決には至らないと言い、そして「できるだけ前線で解決し、民衆に言葉をかけ、ベオルブ家の信頼を得てほしい」と頼んだのだ。
 ダイスダーグの言葉に、ザルバッグは特に違和感も抵抗感も感じることはなかった。間違ったことは何一つなく、これはベオルブ家の正義である――そうザルバッグも納得していた。
 とは言えこの忙しさ。少しは兄の言葉に逆らって手を抜けばいいのかもしれないが、自分の活躍は父バルバネスの元にも届いており、たまに家に戻れば父も兄もとても喜んでくれる。そうなれば一層に頑張るしかない。そう思ってしまうのだ。


「ザルバッグ兄さん、おかえりなさい!」


 執務室のドアが叩かれたかと思うと、ザルバッグにとっては腹違いの妹であるアルマが笑顔で飛び込んできた。


「ああただいま」
「……相変わらず忙しそうね」
「どこかに行きたかったのか? 悪いな……ラムザにでも頼んでくれ」
「ラムザ兄さんだってあれからたまにしか帰ってこないじゃない」
「そうだったな……すまない」


 ラムザは先日、兄の命で元骸騎士団のウィーグラフに会い手柄を立てて戻ってきたと思えば、「しばらく家を出たい」と言い、北天騎士団の入団を断りフリーの傭兵となった。
 兄や父も驚いてはいたが寛大なもので、ラムザが自ら選んだ道を肯定し、家の出入りも認めていた。とはいえ戦争のない今時では傭兵など必要な時にしか呼ばれず、家にいては何の仕事にもありつけない。ラムザもそれは理解しているのか、その時から家に戻るのは「自分が元気である」と家族に告げる程度であり、同時にディリータも屋敷を去ってしまったので、年の近いアルマが寂しく感じているのは当たり前だろう。


「謝って欲しいわけじゃないわ……ザルバッグ兄さんがとても忙しいことくらい分かっているもの。でも兄さん、帰ってきてからずっとここに籠ってるって言うから……そしたらティータがお茶を入れるって」
「ティータが?」


 ティータはディリータの妹だ。ディリータが家を去る際、「ティータはここに残してほしい」と兄に頼んだそうだ。
 そうは言ってもティータが「ついていく」と言うだろうと思ったら、さすがに寂しそうではあったが、「ディリータ兄さんが帰るのを待つ」と告げ、ディリータの旅立ちを見送ったのだった。


――本当にいいの?
――うん。だって私がここに残らないと……ディリータ兄さんが戻りたいと思ったときに戻れなくなるでしょう?


 心配するアルマにティータはそう言っていた。きっと自分達がベオルブ家の血を継いでいないどころか、平民であり、自分までここからいなくなればベオルブ家との繋がりが消えてしまうのも理解しているのだろう。アルマも話していたが、ティータはディリータにも負けず劣らずの賢い娘だった。


「ディリータがいなくなってから、ティータも変わったわ。難しい本もさらに読むようになったし、なによりも笑うようになったの」
「……笑う?」
「うん……兄さんも知ってるでしょう。身分が違うって、貴族院でいじめられていたの……昔はいじめられてもずっと黙ってて、私と二人きりの時に泣いていたわ。でも最近、黙っているのは変わらないんだけど、家に帰って私といるときに楽しそうなの。心配しても「気にしてない」って言うし……」
「……そうか」
「お待たせいたしました」


 話していると、ティータが静かに執務室にティーセットを運びに入ってきた。
 アルマが最初に言ったように、忙しい自分を気遣ってのことだろう。ザルバッグは作業の手を止め、室内のテーブルにアルマを促した。



「うん、おいしい。ザルバッグ兄さんもそう思うでしょう?」
「ああ。前よりも腕を上げた」
「ありがとうございます」


 お茶の味を褒められてティータは嬉しそうに微笑んだ。その笑顔に、ふと先ほどのアルマの言葉を思い出した。
 何故彼女は笑っていられるのだろうか。アルマや自分に気に入られることで、ベオルブ家での居場所を確保しようと思っている……とは思えない。自分の知っている彼女であれば、やはりあの時ディリータについていく選択をとっていたように思える。
 別に出て行って欲しいと思っているわけではない。ティータは侍女とするならそこらの子女より能力的には優秀だ。だが、アカデミーの優等生で騎士団でラムザの片腕として将来の活躍が予感されていたディリータとは違い、ティータは何も持っていない。
 貴族の子女というのはほとんどの場合は別の家に嫁ぐことで、家の名を上げる。だからいくらベオルブ家で育てられていても、ティータとアルマではベオルブ家にとっての価値は全く異なる。
 それは当然ティータ本人も分かっているだろう。優秀な兄であるディリータがいなくなったことで、さらに存在価値が薄くなったことも。


「ザルバッグ、戻って来たばかりのところ申し訳ないが至急頼みたいことが……おおティータもいたか。丁度良かった」


 静かなお茶会に突然入ってきたのは、兄ダイスダーグだった。


「どうされましたか兄上」
「うむ。最近モンスターの被害が農村で頻発しているという件だ。どうも近隣にあった無人の集落がモンスターの巣になっているようだ。至急兵を連れ、討伐に向かってほしい」
「かしこまりました。ところで兄上……ティータには何の用事で?」
「その無人の集落というのが、ティータ……お前の故郷なのだ」
「本当なの、ダイスダーグ兄さん」
「ああ。聞き覚えのある集落の名前だと思ったが……父上もそうおっしゃっている。ハイラル家はその集落の長にあたる家だったと」
「……私の故郷?」
「まさか兄上。そこにティータを連れて行けと?」
「そうは言っていない。だがティータには伝えておくべきと父上は言っていた。討伐後のことを思えば、そうかもしれん」


 兄の言葉に、ザルバッグは目を伏せた。もう使われなくなった人間の集落は、全て焼き払ってしまうのが最良とされる。人間の家が巣になりモンスターの繁殖力を高め、他の集落も同じように襲われる可能性も増えてしまうからだ。本来ならその集落もとっくの昔に焼き払うべきだったのだが、戦時中で見過ごされていた。今回モンスターの巣になってしまったという事実をきっかけに、せざるを得ない時が来ただけなのだ。


「ザルバッグ様ダイスダーグ様……できれば私も連れて行ってはいただけないでしょうか」
「ティータ……しかし」
「私はここに引き取られた時、まだ物心もついていませんでした。だから一度でいいから……」


 哀願するティータにどう返せばいいか困ったザルバッグは、兄に視線を移した。そしてそれに気づいたのか、兄がティータに告げた。


「後方にいればいいとは言え、危険がないとは言い切れん。何よりもつらいものを見ることになるぞ。構わないのか」
「覚悟しています。その作戦で、私の故郷がどうなるのかも……」


 どうやらティータは最終的に集落が焼き払われることも理解しているようだ。兄はとりあえず納得したのか、「彼女はそう言っているがどうする?」とザルバッグに尋ねた。


「ザルバッグ兄さん安心して。ティータには私がついているから」
「待てアルマ。お前まで行くつもりか!」
「そうよ。私のためにアルマを危険な場所には……」
「いいじゃない。ここで兄さんとティータの帰りを待っていろなんて心配で胸が張り裂けてしまうわ」
「駄目だ。お前に何かあったら、ラムザに何と言えばいいんだ……ティータだってそうだ。ディリータの帰りを待っているんだろう?」
「いや、アルマにとってもいい経験になるかもしれん」
「兄上!?」


 兄なら当然自分と同意見だと思っていたところ、逆にアルマを連れて行くことに賛同したので、ザルバッグは声を荒げた。


「まあ落ち着けザルバッグ。アルマも近いうちに嫁に行かねばならぬ身。いつまでも世間知らずでは困る。それに、アルマがいるなら護衛に人員を割く口実もつけられるだろう」
「私は両方とも連れて行くべきでないと思うのですが……兄上がそうおっしゃるのなら」
「ザルバッグ……今は分からないかもしれないが、ティータ達を連れて行く価値は十分ある。任務が終われば分かるはずだ」


 自信を持ってそう言った兄に、ザルバッグは「了解いたしました。準備を整えます」と告げて執務室を後にした。





「ひどい……本当にここがティータ達の故郷なの?」


 騎士団によってモンスターの討伐を終え、護衛と共にザルバッグと合流したアルマは、チョコボから降りて辺りを見回し、そして悲しげに目を伏せた。
 合流した場所は、粗末な民家ではあるが集落の中心地にある最も大きな家――表札に"ハイラル"の文字が書かれている家の前だ。


「ここが私の生まれた家……ですか?」
「おそらくそうだろう。父上はこの家の中で、君達と出会ったと言っていた」


 ザルバッグは、当時の記憶を手繰り寄せる。
 あの頃の自分はまだ今のアルマ達よりも年下で、家でいつものように祈りを捧げていたら父が帰ってきて、その父が二人の子供を連れていたのを思い出した。
 とても汚れた格好をしており、年はラムザと同じくらい。父によると、集落には"黒死病"と呼ばれる死の病が流行しており、無事だったのはこの二人だけだったという。
 最初は病がうつることや、平民を家に上げることへの抵抗感から家臣たちが反対していたが、父は二人を引き取り養子とした。
 ラムザは二人とすぐに仲良くなり、兄ダイスダーグも父上がそうおっしゃるならと表面上はラムザと同様に接していた。
 自分はというと、少し抵抗感があったように思う。いきなり父が知らない子供、しかも身分すら異なる子を連れてきて「実の弟妹のように接するように」と言われてもなかなか受け入れられないのも当然だった。自分はラムザほど子供ではなく、そして兄ほど大人でもなかった。
 ただ、時が経ち大人になるにつれて自分も兄と同じく、二人を受け入れるようになった。ずっと一緒にいたことで情も沸いてきたのだろう。
 だが、ここに来て当時の事を思い出し、ティータが家の中に興味を示しているのを見て、やはり彼女はアルマとは違うのだと、そんな考えが頭をよぎった。


「……中にモンスターがいないのは確認している。入りたければ入ってもいい。護衛には私が行こう」


 アルマ達を連れてきた兵士には入口で待機するよう指示し、ティータやアルマと共に家の中へと足を踏み入れた。


「……どうティータ? 何か思い出せそう?」


 ここは一家が揃う場所だったのだろう。小さなテーブルが置かれた部屋でアルマがティータに尋ねたが、ティータは静かに首を横に振った。


「ディリータ兄さんなら知っているのかもしれないけど……」
「この民家だけは庭に井戸があった。黒死病は川の水によって感染が拡大したと言われているから、そのおかげで家から出ることのなかった君達は無事だったのだろう」
「ティータのお父さんやお母さんは……」
「それなら奥の部屋に……」


 ザルバッグはそのまま答えかけた口を閉ざした。実はアルマ達と合流する前に家の中をざっくりと確認したのだが、その時に奥の部屋で白骨遺体がふたつ、横たわっているのを見かけた。状況と大きさからしてそれはこの家の家主夫婦――つまりティータ達の両親のものだろうと推測できた。だから見ない方がいいと思ったのだが、すでにティータは察したのか、奥の部屋へ急ぎ足で向かってしまった。
 ザルバッグがアルマに視線を移すと、アルマも小さい声で「行きましょう」とザルバッグのマントを掴んだ。



「……!」


 部屋に入ると、アルマが小さい悲鳴をあげ、そしてそれを押し殺すように口元に手を当てた。
 ザルバッグにとっては見るのは二度目だが、やはり人間の白骨遺体なんて、何度も見たいものではない。そしてティータは、その遺体の前で静かに立ち尽くしていた。


「この人達が私のお父さんとお母さん……なのよね」
「ティータ……」
「ごめんなさい。私、あなたたちの顔も名前も知らないし、この家のことも全く覚えていないの。でも分かるわ。私がここで生まれて、あなたたちのおかげで私は生きているんだって、なんとなくだけど分かる。会いに来るのが遅くなってごめんね……」


 ティータはそう言って、涙を流しながらも微笑んだ。


「すごく昔にね。辛い時は笑うんだって、ディリータ兄さんが教えてくれたの。すぐに忘れちゃって泣いてばかりいたこともあったけど、兄さんとお別れする時に思い出したの……だから私、もう泣かないって決めたのに」
「ティータ……だから笑うように?」
「うん。でも、それだけじゃない。私幸せよ。本当ならここで一緒に死んでいたかもしれないのに、バルバネス様達のおかげで生きることができて、たくさんのことを知って、こうしてお父さんたちとも会うこともできて……幸せ。だから笑うことにしたの。兄さんが帰ってきた時に、私を置いて行って良かったと笑ってくれるように、お父さんお母さんが私を産んでよかったと思えるように」


 ディリータがティータに言ったという「辛い時は笑え」という言葉は、両親がディリータに教えたのかもしれない。ならば今ここでティータが戻り幸せだと笑ってくれるのであれば、ここで子供の未来を見ることなく死んだ両親にとって、何よりもの救いとなるだろう――ザルバッグはそう思った。
 同時に、こんな悲しいことは出来る限り起こさせたくないと感じる。親が子の幸せを願うこと、自分が幸せになろうとすることに、身分の差など関係ない。衣食住の不平等はあれど、神はその願いと生き方に不平等など作るはずがない。


 だからこれは自然なことだった。自然にザルバッグは、白骨と化したティータの両親の前に立ち、手を組み祈りの言葉を口にした。


「………大いなる父の祝福を受け、汝の肉体は大地へ戻らん。願わくば……聖アジョラの御加護により彼らの魂を至福の地へ導きたまえ」
「ザルバッグ様……」
「神よ。当時……いえ今に至るまで彼女たちの兄であることを真に受け入れられなかった私をお赦しください。そしてご両親殿……ディリータもティータも強い子です。どうぞ安心して旅立ち、二人の未来を見守って下さい」


 ザルバッグに同意するかのように、アルマも、そしてティータも、両手を組み目を閉じた。


――ファーラム。


 アジョラの像も何もない場所ではあったが、三人は祈り、十年以上前に亡くなったこの二人がティータの成長を喜んでくれることを願った。




 その後、ザルバッグは兵を集め、各民家に残された遺体を村のはずれに持っていき、そのすべてを土に埋めることで小さな墓をつくった。
 兵士たちもまた彼らを弔ううちに情がわいたのか、見知らぬ平民達の魂が救われるよう、そしてこのようなことが二度と起きないよう、熱心に祈りを捧げていた。
 ティータを連れて行かなければ、モンスターを討伐した後は速やかに火を放って終わっていただろう。兄がティータを連れて行こうとしたのは、そういう意図があったのかもしれない。農村へ行く自分達が真に民衆を想えるようになるために。
 
 そして誰もいなくなった家に火を放ち、その火が消えるまで、集落の見える丘の上で待機していた。


「ティータ、そろそろ戻れ。風邪をひくぞ」 


 ティータはずっと、集落が焼け落ちていく姿を眺め続けていた。日も暮れて火はようやく沈下し、見えるのはわずかな残り火のほかは、闇の中だった。
 気持ちは分かるが、それでは辛いだけだろう。そう思ったザルバッグはアルマと共にティータを呼びに行った。


「ティータ……本当につらいときは泣いてもいいのよ。一緒に泣く事しかできないかもしれないけど、一人で泣くのを我慢するよりきっといいわ」


 アルマはそう言って涙を流した。本当にいい子だ。常に相手に寄り添い、一緒に悲しもうとする。
 ティータもそんなアルマの姿を見て、「ありがとう」と言いこらえていた涙を流し、そしてアルマと抱き合った。


「でもねアルマ。悲しいけど……うれしいの。ようやくみんなが救われたんだって思うと……うれしいよ」
「そうね。きっと、みんなティータに感謝しているし、喜んでくれているわ」
「私がんばるわ」
「うん。一緒にがんばろう」


 アルマから離れたティータは、泣いて少しすっきりしたのか、清々しい表情をしていた。
 ザルバッグはティータに近づいて言った。


「ティータ。一つ提案があるのだが……俺の執務室の書類整理を担当してみないか?」
「……ザルバッグ様?」
「遠征から戻るたびに山積みになっている資料をどうにかして欲しいとずっと思っていたのだ。君なら字も読めるし、仕事も丁寧だ」
「いいんですか、私なんかで」
「ディリータの帰りを待つんだろう? ベオルブ家の者なのだから、嫁に出せないならそれくらいの仕事をしてもらわねば困る」


 ザルバッグの言葉に、アルマとティータは嬉しそうに顔を見合わせた。


「あ、ありがとうございますザルバッグ様。そのお仕事、謹んでお受けいたします」
「よかったねティータ!」
「うん」


 もしかしたら、自分がそうすることで身分の違う彼女は周りの侍女などからもいっそうに疎まれるようになるかもしれない。
 だがティータならばそれでもきっと、自分は幸せだと、そう前向きにいられるだろうし、アルマも彼女を支えようとするだろう。
 そう思うと、身分の差など近いうちになくなる日が本当に来るのかもしれないとも感じた。
 貴族も平民も関係なく、皆が国のために、それぞれの幸せのために生きる――そんな未来がいつか来るのだろうか。


「……さあ、戻るぞ」
「次はディリータとお墓参りに行けるといいね」
「うん……だから行ってきます、お父さんお母さん」


 アルマの言葉に笑顔でそう言ったティータの笑顔は、心から幸せそうなものだった。


 

戻る

 


あとがき

このシリーズ始めた時からアルガスとティータはとても救いたかったけど、ティータってどんな子なんだろうと思いながら書いた。ゲーム本筋よりもさらに悲惨な設定を勝手に組み込んでしまったけど、ティータは健気な笑顔でいつか幸せを掴んでくれると思ってる。そして彼女の笑顔と幸せが、ザルバッグのような普通の貴族の心を動かして未来ができたらいいなぁ。今後もティータは本筋に大きく関わらないけど、当たり前のようにアルマやザルバッグ兄さんと一緒に出てくる予定。

inserted by FC2 system